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2007年11月14日

迷コンビ?!




「あ~っ、あった~。
 徳島産のすだちを探し求めて、ここでや~っとみつけたんですよ~。」

うちの店で、お目当てのすだちを見つけたとたん
どっと疲れが出た様子の年配のご婦人。

「まあ、座らんね。」
と、いつものように ‘魔法の椅子’ を差し出すお義母さん。

‘魔法の椅子’???

そう。この椅子は、不思議な椅子。

この椅子に座って、お義母さんとおばちゃんを前にすると
何故だか 人生色々話 を 自分からしたくなるらしい。

へたな人生相談よりもいいかもしれないと密かに思う。
(お義母さん、相談料金を表示しておきましょうか。)

そして、このご婦人も例に漏れず、昔の苦労話や
嫁・孫・息子自慢 などなどを語りつくし
すっきりした顔で立ち上がり、店を後にした。

危うく、お目当ての徳島産すだちを忘れそうになりながら。

(・・・ふぅ~、やっと静かになった。)

ご婦人の姿が見えなくなるのを確認後
おばちゃんが一言。

「ところで、今の人誰?」

「・・・・知らん。」

と、お義母さん。

「・・・・・・・・・・。」

いつもこの調子。

あのご婦人、
「初対面の人に、何であそこまでしゃべちゃったのかしら???」
と、魔法が切れたら思っているはず。


おかしな お義母さんとおばちゃん、
そして‘魔法の椅子’があるお店。

結構いけてるお店です。







私、harusanは、ある目標達成の為、しばらくブログはお休みです。
応援してくださった皆様、ありがとうございました。
目標に向けてガンバリマス!!!






 
   


Posted by harusan at 14:31Comments(2)

2007年10月17日

八百屋の嫁は力持ち!!



お久しぶりです。

今後の方針について考えていたら
「こうやって のんびり座っていていいんだろうか・・・」
と、ひとり焦っていました。

でも、何となくふっきれました。

ぼちぼち、マイペースに書いていくことにします。



ということで、
写真の 【ラ・フランス】。
不思議と 高貴な雰囲気を持つ果物。

「まあ 美味しそう♪」
と、一つ二つ三つ・・・ とかごに入れて、
しなやかな動作は まさにほんもののセレブだ。

「他のお野菜も一緒に 配達お願いできます?」
と、値段構わずお買い上げ。


大邸宅に配達すると
「こんなに重たいもの 大変だったでしょ。」
と、労ってくれる。

大根・キャベツ・人参・りんご・・・・
玄関先で私が箱から取り出すと
大根・キャベツ・人参・りんご・・・・
と、ひとつずつ何度も往復してキッチンに運んでいくセレブ。

そして、
「わたくし、あまり重たい物を持ったことがないので、重たい物は苦手で。」
と微笑みかける。


・・・・・・私だって、重たい物なんか苦手だよ。
でも、生きていくうえでそんなこと言ってられないじゃないか。

どんなに重くても、子供をママチャリの後ろに乗せ
前かごには、スーパーで山ほど買ったお買い得商品を
ハンドル操作が困難になるほど、積んで
私は生活しなきゃいけないんだ。

お嬢様で育った人は
そのまま延長生活ができるところへ 嫁いでいくんだね。


まあ、急に今日から
「奥様、重たい物は私にお任せください。」
な~んてことを言うセバスちゃんみたいな人が現れても
恐縮しちゃって落ち着かないけどね。

10kgや20kgの大根や玉葱
平気で持てる私にも、
愛着が持てるから まぁいいや。








  


Posted by harusan at 16:39Comments(0)

2007年09月28日

ご指名ですよ。




べらんめ~調で、竹を割ったような性格のお客さん。
前回一度登場した 義母の妹 つまり おばちゃんが大のお気に入り。

おばちゃんが どんなに忙しくしていても
おばちゃんを指名する。


八百屋で指名?????・・・。


エリンギが大好物のこのお客さん、
私たちが選んだ物と
おばちゃんが選んだ物とでは
どうやら 味が違うらしい。

私が選んでも、おばちゃんが選んだと言えば
最高に美味しく感じられるらしいから 面白い。




誰に選んでもらったか
誰に作ってもらったか
誰と一緒に食べるか

本当は、美味しく食べるための大事な要素なのかも知れないね。

  


Posted by harusan at 17:39Comments(2)

2007年09月20日

癒されました



『坊主にくけりゃ袈裟まで憎い』

パセリを見るたびに、憎憎しく思うことがある。



「あなた、子供さんは預けていらっしゃるの?」
とレジをうっている私にお客さんが突然話しかけてきた。

「はい、保育園に。」
と 返すと、

「そう、楽そうね。」

「・・・・・・・・」

お客さんでなければ、完全にきれていた。




毎日、「ごめんね。」と言いながら
毎朝7時に保育園の先生と ほぼ同時くらいに登園させ
病気の時も 「お昼には必ず戻ってくるからね。」
と涙をこらえて 人にみてもらい・・・




「保育園に預けるのは子供さんがかわいそう。」
と いう言葉にはもう慣れたが、
『 楽をするために 』
と 言われたのは かなりショックだった。


毎日パセリのジュースを作って
健康管理をしているらしいそのおばさん。

その一言に私が傷ついたこと 気がつきましたか?



母の日に、保育園で作ってくれた息子のプレゼント。

「自分から、私に書いて欲しいと頼んできたんですよ。
 お母さん泣きますよ。」

と、保育園の先生。

プレゼントを開けてみると


=  おかあさん
  
 いつも おしごと がんばってくれて
 
    ありがとう =



・・・・・・・・・・・・。

後は、ご想像通りです。  


Posted by harusan at 17:22Comments(4)

2007年09月12日

悪魔と天使の勝敗は?



バナナ一山 100円!

ほとんどの八百屋さんで目にするはず。(・・・多分・・・ちょっと弱気。)

バナナにも 仕入れ値の上下は もちろんあるが、
毎日のご奉仕品として、
高い時でも 5本で100円を なるべく keepするように努めている。
そのため、うちの店でのバナナファンは多い。

ある時、5本100円では 仕入れ値の半額にも満たない
ということで、今日は せめて 4本100円 で売ろう!
と、会議? ミーティング? 話し合い? 
いや、ただの会話の中で決定した。

『なるべく同じ大きさの物を 4本ずつ・・・』
大きな房を抱きかかえ 小分けする。

背中を丸めてやっていると
背後に気配を感じる。
いつもバナナだけ を買うお客さん。
私の作業を ジ~っと見つめ
5本が出てくるのを待っている。

私の中の悪魔が
絶対に 5本なんかあげないぞ!
と、背後に気付かないフリをさせる。

しかし 次の瞬間、私の中の天使が
『いつも買ってくれてるんだからいいじゃない。』
と ささやき、私に後ろを振り向かせる。

にっこり営業スマイルで
「あらっ、こんにちわ。」 (今気付きましたとばかりの名演技!)

「今日は、バナナがすご~く高かったから
 4本ずつにするんだけど・・・はい。」
と5本を手渡す。(ちょっと 恩をきせながら・・・悪魔はまだ存在。)

悪魔と天使の戦いはほんの一瞬の出来事。

この戦い 1日のうちに何度も起こる。

私って、まだまだ人間が出来ていないなぁ~(-_-;)

















  


Posted by harusan at 15:55Comments(0)

2007年09月07日

それも仕事のうち。



ふぐやヒラメを食べる時に、一緒に巻いて食べる 【鴨頭葱(コウトウネギ)】

根っこの一番太いところでも、2mm ほどの細さしかない。

お刺身をキリリと引き立てる 名脇役だ。

普通の小葱の数倍の値段がするのだが、
この鴨頭葱を配達するたびに、
本物に拘る その店の 『格』 というものを感じる。

お客として、食べに行くと
綺麗に 形を変えて出される野菜たちを眼にする。

毎日の作業、
マンネリ化した気持ちで 納品分の野菜を揃え
マンネリ化した気持ちで 野菜を扱う。

お得意様への顔出しは
そんな私の気持ちを
綺麗にリセットしてくれる 大切な時間。

ねぇ、だから 私を連れてって。










  


Posted by harusan at 15:47Comments(0)

2007年09月05日

常連さん?!



秋の味覚 松茸。

9月になると 料理屋さんのメニューに載る 高級品。

店先に並べると いろんな話題を私に提供してくれる品物でもある。

一年のうちに、この季節だけうちの店に現れる大家族。
財布だけ拝借するのはさすがに失礼とあってか、
おじいちゃんを引き連れて 家族総勢7人で松茸を吟味しにやってくる。
これが 毎年の恒例だから
私までも 孫の成長を感じざるをえず 面白い。
今年も全員無事だったか と、何故かほっとするひと時。

ある人は、松茸を目にした日から毎日
松茸を横目に 店先を一日に何度も行ったり来たり。
数日吟味した後、
おめがねに適った松茸を見つけると
意を決したように買っていく。
しかし、次の日に必ず「今日の方が安くなっている。」
と、一言くるから これまた面白い。
相場や鮮度 こちらにも値をつける理由がちゃんとありまして・・・

またある人は、毎日毎日
松茸を買いに来る。
「昨日はご飯で、その前は土瓶蒸で。」
と、大きな声で高笑い。
この瞬間の快感のためだけに 大金をはたいているのか?
と言いたくなるが
理由はともあれ、商売繁盛ありがとう。

・・・と のん気に構えてもいられない事も たまには起こる。

5本入りの松茸。
だったはずだが・・・不自然な隙間が・・・。
ゲッッ!! 4本しかない~!!

もしかして、さっきのおじさん。
ご丁寧に、バレにくいように並べ替えている。

初めての体験で、動揺する私に
隣の世話やきのおやじが一言。
「さっき、持っていきよったよ。」
と、平然と言う。

『世話をやくタイミングが違うだろ~が!!』
と、怒りは何故か 隣のおやじに。
しかし、情けなくも心の中で。

季節限定の珍事件。
皆さん、来年もお待ちしています。




   


Posted by harusan at 14:32Comments(2)

2007年08月30日

八百屋の夫婦は仲良し?!



「喧嘩するほど仲がいい」
というけれど、出来ればしないほうが良い。

私たち夫婦の場合、
同級生なもんで、お互い 売られた喧嘩はきっちり買ってしまう。

喧嘩の原因は 決まって仕事の事。

「在庫管理がなっていない!」
と言われれば、
「こんな物を何でいっぱい仕入れてくるとよ!」
と言ってしまう。

『あんたの言うことはごもっとも。』
と心の中で思う反面、
相手の非を瞬時に探して
話を摩り替えてしまう。
私って天才じゃなかろうか、とさえ思うほどだ。

周りの従業員の娘たちは、
作業をしながら、ただ黙って耳ダンボ状態。

勿論、一日中私と仕事をしている彼女たちは
心の中で私に拍手をおくってくれている・・・はずだ。

今日は茄子。
いくら茄子が安くなったからといって
一度にこんなに仕入れなくてもいいじゃない。

箱の底で流れている茄子を発見!

一通り いつものやり取りが終わった後
黙々と全ての茄子の箱のチェックをしてやったさ。

屁理屈はたたくけど、
やる事もちゃ~んとやるんだぞ。

喧嘩ったってさ、
「俺は八百屋なんて辞めた!!」
「私だって辞めた!!」
って最後の決め台詞を
大きな声で怒鳴りあえば
5分後には冗談を言い合っているんだけど。

あっ、のろけに聞こえちゃった?

結局、夫婦喧嘩は犬も食わないって、やつぅ~?

「どんなに喧嘩してくそ~っって思っても、口をきかんと仕事にならんけん
 まあ、それがいいとかもね。」
う~ん、50年近く、毎日夫婦喧嘩をしながらやってきた
重みのある義母の声。

明日の喧嘩のネタはナンだろう???

予測して、証拠隠滅することも上手くなったのさ。
 

  


Posted by harusan at 16:54Comments(4)

2007年08月28日

理想の夫婦



夫婦で買い物に行って、買い物かごはどちらが持ちますか?

いつもお買い物に来てくださる おじいちゃんとおばあちゃん がいました。
お二人とも 80歳近くになります。
子供さんには世話にならず
今日食べる分だけの野菜を 少しずつ毎日買いに来られました。

店に入ると、おじいちゃんの手は とても自然な仕草で 買い物かごに手がのびます。
背が高く、とてもダンディーな方です。

おじいちゃんに甘えるおばあちゃんの姿も
とても可愛く、毎日微笑ましく眺めていました。


そして、最近お見かけしないな と
気にかけていた頃でした。
お二人の息子さんが来られ、
おじいちゃんが入院された後 お亡くなりになられたことを知らせてくれました。


あれから数ヶ月。
おばあちゃんはお元気だろうかと
ふと思う時があります。

「おじいちゃん おばあちゃんになって
二人でゆっくりお茶を飲んでいられるような夫婦
それが理想かなぁ・・・」
って思っていました。

『一人になった寂しさよりも
二人で過ごした幸せな日々の思い出の方が勝っている』

おばあちゃんの元気な様子を
また見ることができたら、
そう思えるはずです。

おばあちゃんの大好きだった蓮根を眺めながら
改めて、今現在 私の横に居る旦那様の存在を
考えてしまいました。

自然な仕草で 買い物かごに手がのびるダンディーさは
これから歳を重ねてきっと身についてくれるはず。
・・・ですよね。

楽しみにしています。  


Posted by harusan at 17:48Comments(0)

2007年08月21日

お客様は神様?!


(今日もまた、ピンボケ写真・・・ご愛嬌にて。)

久しぶりです。

お盆前後の配達に追われ、
さぼってました。

商売繁盛 何よりです。


さてさて、アボカドの食べごろ・・・
責任重大です。

「今日食べれるもの」 ・「明後日ごろに食べごろになるもの」
な~んて制約をつけて
アボカドを選別する私の手をじ~っと見つめられた時にゃ~
「義母さ~ん!!」
と叫びたくなる。

勿論、そんな素振りは見せませ~ん。

「これなら大丈夫ですよ。」
と にっこり。
だって、出来の良い嫁ですもの。


先日、義母が 食べごろをちょっと過ぎたアボカドを
1個150円のところ
4個300円 でどうかとお客様に話を持ちかけた。

「中には、ちょっと黒くなっとうのもあるかもしれんけど
 いい?」
と確認。

「私、アボカド大好きやけん うれしい。
 黒くなっとてもいいよ~。」
と、お客様。

こんな掛け合いが出来るのも
小売の八百屋の良いところ。

そして、今日
「ねぇ、この前のアボカド
 1個全然食べれんかったけん
 150円返して。」
と やってきた。

・・・ん?

先日の流れを義母が説明するも
「だって~・・・」
しか言わない。

結局、お客様は神様だ。

こんな掛け合いが出来るのも
小売の八百屋の良いところ???











   


Posted by harusan at 17:40Comments(2)

2007年08月10日

オーバーヒート寸前?!



「すみませ~ん。春菊ありますか?」

本日第一号のお客様は、ヘルパーさん。

開店前、慌しく商品を並べている最中の問い合わせ。
春菊を手渡し、レジの前でお金をいただく準備。

「もしもし、春菊ありました。 えっ? いえわかりません。 
 ちょっと待ってください。」
どうやらクライアントさんとお電話のよう。

「あの~、この春菊は、今日の品物ですか?」
と、ヘルパーさん。

「今日はまだ市場から戻ってきてないので・・・
 これは、昨日のですけど。」
と、私。

「昨日のだそうです。 えっ? ちょっと元気がないかも・・・
 とにかく、新しくないようです。 えっ? あぁ、角のですか?・・・

(大きな声、電話の話し声だけが響く。
 商品を並べながら、耳ダンボの私たち。)
 
わかりました。じゃあ、あっちの八百屋さんに行ってみます。」
と、電話を切った。

すまし顔のヘルパーさん、
「すみません。これ結構です。」
と、春菊を無造作に放り投げて去っていく。

えぇ~い!塩持って来い!!


今日も暑い。

頭も噴火しそうだ。








   


Posted by harusan at 17:34Comments(6)

2007年08月09日

仏様は見ている?!



お盆お供えセット。

明日から店頭で並べるための準備をしなくっちゃ。

果物のセットと野菜のセットの2種類。

更に、それぞれ『普通盛り』 と 『デラックス盛り』をつくる。

写真は果物の『普通盛り』。

『デラックス盛り』はあと2種類足した 計9種類の果物を入れて
かなりゴ~ジャスに。


「う~ん。ここでケチったら仏様に後ろめたいしね~。」
と、信心深いお客様。

「う~ん。ここまでデラックスじゃなくてもいいような気もするけど、
 後で食べられるしね。」
と、ぱぱっと頭で計算して合理的なお客様。

「気持ちだから、安いほうでいいわ。」
と、現実的なお客様。

皆様いろいろごもっともで面白い。


私の実家には仏様も無く、
お盆に何かをするという家ではなかったので
嫁に来て、自分の常識の無さを知らされた。

年毎に、お供えセットを買うお客様は減っている。

仏様を守っている家族は大変なようだ。

日本の風習が大きく変わりつつある。

仕方ないと思う反面、これでいいのだろうかと
少しセンチになる季節。

これも、ご先祖様の仕業?  


Posted by harusan at 15:29Comments(2)

2007年08月07日

顔で笑って 心で・・・ 



「すき焼きに、お野菜は何を入れればよろしいかしら?」

いかにもセレブな奥様がやってきた。
小学生くらいの男の子を引き連れて。

「そぉ~ねぇ~、白菜・葱・椎茸・糸こんにゃく・・・豆腐も要るねぇ。」
と、義母。

「知り合いが、上等なお肉を贈ってくれたので、すき焼きでもしようかと思って。」

「そりゃ~おいしかろ。」
と、接客慣れした義母。
そして、目につくすき焼き用の野菜を揃えてあげる。

「でも、野菜は飾りだから何でもいいんですけど。」
と、セレブ。

ん?
セレブが今何か変なこと言った。

「家ではほとんどお野菜はいただきませんの。」

八百屋に来て、しかも八百屋一筋の義母の前で
このセレブは宣戦布告をした。

離れたところで、セレブの子供が
桃をツンツンしている。

(やめろ!)
と心の中で私。

エンゲル係数の低さを得意気に話し始めるセレブ。

義母よりも先に、義母よりも気の短い義母の妹
つまり、おばちゃんが切れた。

「桃はねぇ、触ったらだめよ~!!」

この声は、明らかにこのセレブへ向けられている。

それでもセレブは自慢話を続ける。

義母は偉い。聞き上手だ。
でも、いい加減に止めてくれ~。

対面販売。

時には辛い時もある。


  


Posted by harusan at 17:13Comments(4)

2007年08月06日

親の心 子も知っている?!



先日、事務所に野菜博士がやってきた。

誰もが認める野菜博士なのだが、
あまりにも奥が深すぎて、
私なんかはとても話しについて行けない。

ところが、その時事務所に居たのは
私と保育園から帰ってきた4歳半の私の息子だけ。

野菜博士は、「良いものを見せてやろう。」
と、車に何かを取りに行った。

玉葱・・・。

包丁はないかと探し回り、
大胆に玉葱に切り込みを入れた。

「これはサラダ玉葱じゃないとばってん、
 甘いけん食べてみてん。
 そういう風に改良して作らせたとよ。
 ほら。」

約1/8 等分位の大きさで
芯までざっくりと切り取られた玉葱が
私の前に差し出された。

正直、生の玉葱の辛さは苦手だった。

「ほら。」

野菜博士の自信満々の笑顔を信じるしかなかった。

(うっ・・・(勿論心の中で))

しかし、私の口から出たのは、
「うん、甘~い。本当!凄いですねぇ。」

野菜博士は、満足気だった。

が・・・。

「ほら、食べてみろ。あまいぞ~。」

抱っこされた私の息子の顔の前に・・・。
3人の沈黙・・・。

すると、息子は無表情のまま口を開けた。
(おぉ!食べた!(私の心の叫び))

野菜博士の満足は十分に満たされた。

私と4歳半の子供を前に
延々と、今後の活動について語った後、
野菜博士は清清しく帰って行った。

ほっとため息をつく私。

「玉葱、甘くなかったよね。」
・・・冷ややかな4歳半の息子の声。

大人の社交辞令について
たかだか4歳半の息子に必死に説明をした。

だが、この子はそんなことは承知していたに違いない。

いろんな子が居る保育園の荒波に耐えながら
この子も毎日を過ごしているのだろう。

私が思うほど赤ちゃんじゃないのかも。
そう思うと、ちょっとだけ しみじみ してしまった。  


Posted by harusan at 14:56Comments(6)

2007年08月03日

ダマサレタ?!



スターフルーツ。

輪切りにして、カクテルグラスに控えめに挿して
私の前に静かに差し出してくれたバーテンダーさん。

あれは、旦那様と付き合いはじめて
初めての私の誕生日。

「俺、お客さんのお店に食べに行かないかんっちゃけど
 一人じゃ行きにくいしね。あっちこっちあるっちゃんねぇ。
 一緒に行ってくれる?」

やや暗めの おしゃれなバーで
旦那様は確かに言いました。

スターフルーツ。

あれ以来、私の前に差し出してくれる
やさしいバーテンダーさんは居ない。

「えっ?お客さんのところに行ったら
 気を遣って食べた気がせんめぇ~が。」

って、釣った魚にも餌をあげろ~!!  


Posted by harusan at 14:42Comments(2)

2007年08月02日

「甘い?」って聞かないで。



これは 『フルーツトマト』。
『塩トマト』 ・ 『グルメトマト』とも呼ばれる。

【 おいしいトマト 10個 】 という今日のご注文。

3~4cm程のこの小さなトマトが、1個なんと150円。
これは確かに美味しい。
でも、これを配達すると
「こんな高いトマト要らんよ~!」と怒られる。

【 おいしいトマト 】
はて?
正直なところ、あとは普通のトマト。
いつもお届けしているトマトしかない。
これだって、十分トマトの味はクリアしてるのに。
どうして今日は、こんな形容詞をわざわざつけて注文するの?

どのトマトを入れようか・・・・?

店頭で売るときもそう。

「ねぇ、これ甘い?」
って必ず聞かれる。
トマト も 果物 も とうもろこし も たくあんだって聞かれたこともあるよ。

聞きたい気持ちはよ~くわかる。

でもね、「甘くない」って断言する八百屋さんって・・・
いないよね。

しかも、たった今市場から持ってきて並べたのに・・・。

義母は冷静に「甘い甘い。うちにあるものは何でも甘い!」
って・・・・。
さすが、お義母さん。年期が違う!!

私は小さな声で、「味見してないからわからないけど、甘いですよ。」
って、なんじゃそりゃ~。

だって嘘つけないんだもん(T-T)

お願いだから「ねぇ、甘い?」ってすり寄って来ないで~。

ある時、「ねぇ、甘い?」って聞かれて、
「甘いですよ~!」って言ったら
「私、甘いのってあんまり好きじゃないのよね。」

・・・・・オイ!!じゃあ聞くな!!
ちゃんちゃん。









   


Posted by harusan at 14:48Comments(5)

2007年08月01日

花火ビュ~はうらやましくない?!



枝豆。

今日は大濠の花火大会。
一年で一番枝豆が売れる日。

大濠の高層マンションに住む
お金持ちのお客さんがたくさん買ってくれる。

枝豆を食べながら優雅に花火見物かぁ~
いいなぁ~。

と誰もが思う。

・・・が、奥様はそうじゃない!!

花火が見えるマンション
=人が来る
=おもてなし
=さあ大変

毎年の恒例行事を奥様は
半分悔やみ
半分嬉しそうに買ってゆく。

ん?嬉しそう?
やっぱりお金持ちの人は
パーティー慣れしていて
こんなこと、苦労のうちに入らないのか?

そうか。毎年大変だなぁと密かに思っていたのは
貧乏人のひがみだったのかも・・・。

でも、パーティー慣れしていない私には
全~然羨ましくない。
あ~貧乏でよかった。

さあ、今年も人ごみを掻き分けて
ベストポイントを探そうっと。

そうそう、旦那様の冷ややかな眼差しを受けながら
りんご飴も忘れずに買わなくっちゃ。  


Posted by harusan at 15:54Comments(2)

2007年07月27日

よいしょっ!



今日、事務所の隅で忘れ去られていた
こんなもの発見!!

サツマイモがサツマイモを産んだ???

まるでエイリアンのようにサツマイモの中から
突き破って出てきたもう一つのサツマイモ。

弟をおんぶして力尽きたお兄ちゃんのよう・・・。
がんばれっ。

こんなに気合の入ったサツマイモははじめてだぁ~!  


Posted by harusan at 14:51Comments(4)

2007年07月26日

腹ペコあおむし~



きゃ~っ!! \(>o<)/
って昔はちょっとぶりっ子してたっけ。

減農薬にこだわると、こんなふうに虫さんとの共存も当たり前なわけで・・・。

何よりも、こんな小さな青虫が
自分よりもはるかに大きな ・・・をこんなに大量に出すなんて・・・すごいでしょ。

一枚めくった時に、「見つかっちゃった~」という感じで
小さく丸まる姿に愛着をもってしまう。

「いっぱいお食べ」と、葉っぱと一緒に
そのままゴミ箱にそ~っと入れてあげる優しい私がちょっと好き。

  


Posted by harusan at 15:41Comments(4)

2007年07月25日

横文字



トレビツ(写真:左) ・ アンディーブ(写真:右) ・ セルバチコ
スプリングオニオン ・ エンダイブ ・ スイスチャード
スカロップ ・ リーキ ・ グリーンゼブラ ・ ウイキョウ
プレコーチェ ・ ベイビーキュウ ・ ビーツ ・ ベルギーエシャ
・・・・・・・etc. (ふぅ~っ)

フランス・イタリア料理に使われるこれらの野菜。

(歳だけは十分気合入っていたが・・・)新婚ほやほやのうぶな頃。
「冷蔵庫からアンディーブ取ってきてくれんね。」と義母。
「はーい。」と元気に走っていく私。
(当時は、店と冷蔵庫はかなり離れていた。)

大きな冷蔵庫の中でアンディーブを探すが、
ハテ?アンディーブって何だったっけ?
なんせ大量の品物がはばかる中、いったいどんな箱に入っているのかさえもわからない。

・・・恐らくかなりの時間が経っただろうが、
いい嫁ぶって今更戻れない・・・。

寒さとプライド・・・どちらが強い?
なんてことを考え、冷蔵庫の中をかき乱しながら
既に半泣き状態。

その時、背後から光がさした・・・。
とうとう助けがやってきた・・・。

店に戻ると、
「凍え死んどーんじゃないかと心配しとったとよ~。」
と、優しい義母。

【アンディーブ】
そんなもの食べたこともないよ!
横文字なんて大~嫌いだぁ~!!

・・・今では、友達と食事に行ったら
知ったかしまくりで、つや~に横文字で料理の説明しちゃうけどね。







   


Posted by harusan at 09:36Comments(0)
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プロフィール
harusan
私と旦那様は中学の同級生。先日、卒業の時に旦那様に書いてもらったメッセージ帳を見つけた。「初めて見たとき、男かと思った。そして、やっぱり男だった。」とだけ書いてあった・・・。 でも、結婚してあげたのはわ・た・し。
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