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2007年09月28日

ご指名ですよ。




べらんめ~調で、竹を割ったような性格のお客さん。
前回一度登場した 義母の妹 つまり おばちゃんが大のお気に入り。

おばちゃんが どんなに忙しくしていても
おばちゃんを指名する。


八百屋で指名?????・・・。


エリンギが大好物のこのお客さん、
私たちが選んだ物と
おばちゃんが選んだ物とでは
どうやら 味が違うらしい。

私が選んでも、おばちゃんが選んだと言えば
最高に美味しく感じられるらしいから 面白い。




誰に選んでもらったか
誰に作ってもらったか
誰と一緒に食べるか

本当は、美味しく食べるための大事な要素なのかも知れないね。

  


Posted by harusan at 17:39Comments(2)

2007年09月20日

癒されました



『坊主にくけりゃ袈裟まで憎い』

パセリを見るたびに、憎憎しく思うことがある。



「あなた、子供さんは預けていらっしゃるの?」
とレジをうっている私にお客さんが突然話しかけてきた。

「はい、保育園に。」
と 返すと、

「そう、楽そうね。」

「・・・・・・・・」

お客さんでなければ、完全にきれていた。




毎日、「ごめんね。」と言いながら
毎朝7時に保育園の先生と ほぼ同時くらいに登園させ
病気の時も 「お昼には必ず戻ってくるからね。」
と涙をこらえて 人にみてもらい・・・




「保育園に預けるのは子供さんがかわいそう。」
と いう言葉にはもう慣れたが、
『 楽をするために 』
と 言われたのは かなりショックだった。


毎日パセリのジュースを作って
健康管理をしているらしいそのおばさん。

その一言に私が傷ついたこと 気がつきましたか?



母の日に、保育園で作ってくれた息子のプレゼント。

「自分から、私に書いて欲しいと頼んできたんですよ。
 お母さん泣きますよ。」

と、保育園の先生。

プレゼントを開けてみると


=  おかあさん
  
 いつも おしごと がんばってくれて
 
    ありがとう =



・・・・・・・・・・・・。

後は、ご想像通りです。  


Posted by harusan at 17:22Comments(4)

2007年09月12日

悪魔と天使の勝敗は?



バナナ一山 100円!

ほとんどの八百屋さんで目にするはず。(・・・多分・・・ちょっと弱気。)

バナナにも 仕入れ値の上下は もちろんあるが、
毎日のご奉仕品として、
高い時でも 5本で100円を なるべく keepするように努めている。
そのため、うちの店でのバナナファンは多い。

ある時、5本100円では 仕入れ値の半額にも満たない
ということで、今日は せめて 4本100円 で売ろう!
と、会議? ミーティング? 話し合い? 
いや、ただの会話の中で決定した。

『なるべく同じ大きさの物を 4本ずつ・・・』
大きな房を抱きかかえ 小分けする。

背中を丸めてやっていると
背後に気配を感じる。
いつもバナナだけ を買うお客さん。
私の作業を ジ~っと見つめ
5本が出てくるのを待っている。

私の中の悪魔が
絶対に 5本なんかあげないぞ!
と、背後に気付かないフリをさせる。

しかし 次の瞬間、私の中の天使が
『いつも買ってくれてるんだからいいじゃない。』
と ささやき、私に後ろを振り向かせる。

にっこり営業スマイルで
「あらっ、こんにちわ。」 (今気付きましたとばかりの名演技!)

「今日は、バナナがすご~く高かったから
 4本ずつにするんだけど・・・はい。」
と5本を手渡す。(ちょっと 恩をきせながら・・・悪魔はまだ存在。)

悪魔と天使の戦いはほんの一瞬の出来事。

この戦い 1日のうちに何度も起こる。

私って、まだまだ人間が出来ていないなぁ~(-_-;)

















  


Posted by harusan at 15:55Comments(0)

2007年09月07日

それも仕事のうち。



ふぐやヒラメを食べる時に、一緒に巻いて食べる 【鴨頭葱(コウトウネギ)】

根っこの一番太いところでも、2mm ほどの細さしかない。

お刺身をキリリと引き立てる 名脇役だ。

普通の小葱の数倍の値段がするのだが、
この鴨頭葱を配達するたびに、
本物に拘る その店の 『格』 というものを感じる。

お客として、食べに行くと
綺麗に 形を変えて出される野菜たちを眼にする。

毎日の作業、
マンネリ化した気持ちで 納品分の野菜を揃え
マンネリ化した気持ちで 野菜を扱う。

お得意様への顔出しは
そんな私の気持ちを
綺麗にリセットしてくれる 大切な時間。

ねぇ、だから 私を連れてって。










  


Posted by harusan at 15:47Comments(0)

2007年09月05日

常連さん?!



秋の味覚 松茸。

9月になると 料理屋さんのメニューに載る 高級品。

店先に並べると いろんな話題を私に提供してくれる品物でもある。

一年のうちに、この季節だけうちの店に現れる大家族。
財布だけ拝借するのはさすがに失礼とあってか、
おじいちゃんを引き連れて 家族総勢7人で松茸を吟味しにやってくる。
これが 毎年の恒例だから
私までも 孫の成長を感じざるをえず 面白い。
今年も全員無事だったか と、何故かほっとするひと時。

ある人は、松茸を目にした日から毎日
松茸を横目に 店先を一日に何度も行ったり来たり。
数日吟味した後、
おめがねに適った松茸を見つけると
意を決したように買っていく。
しかし、次の日に必ず「今日の方が安くなっている。」
と、一言くるから これまた面白い。
相場や鮮度 こちらにも値をつける理由がちゃんとありまして・・・

またある人は、毎日毎日
松茸を買いに来る。
「昨日はご飯で、その前は土瓶蒸で。」
と、大きな声で高笑い。
この瞬間の快感のためだけに 大金をはたいているのか?
と言いたくなるが
理由はともあれ、商売繁盛ありがとう。

・・・と のん気に構えてもいられない事も たまには起こる。

5本入りの松茸。
だったはずだが・・・不自然な隙間が・・・。
ゲッッ!! 4本しかない~!!

もしかして、さっきのおじさん。
ご丁寧に、バレにくいように並べ替えている。

初めての体験で、動揺する私に
隣の世話やきのおやじが一言。
「さっき、持っていきよったよ。」
と、平然と言う。

『世話をやくタイミングが違うだろ~が!!』
と、怒りは何故か 隣のおやじに。
しかし、情けなくも心の中で。

季節限定の珍事件。
皆さん、来年もお待ちしています。




   


Posted by harusan at 14:32Comments(2)
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プロフィール
harusan
私と旦那様は中学の同級生。先日、卒業の時に旦那様に書いてもらったメッセージ帳を見つけた。「初めて見たとき、男かと思った。そして、やっぱり男だった。」とだけ書いてあった・・・。 でも、結婚してあげたのはわ・た・し。
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